意外にも胸に突き刺さる映画だった!?映画「えいがのおそ松さん」あらすじ&感想

大人になったおそ松くんの物語、「おそ松さん」ですが、現在まで第二期まで放送されていましたが、ついに映画化!

それだけ人気って事ですね!

著者はおそ松さんが大好きで、かなり期待していた作品でした。

大爆笑の必須の「えいがのおそ松さん」という事で思いっきり笑いたい人にちょーオススメです(*'▽')

ネタバレあります

映画「えいがのおそ松さん」

購入するなら

この作品はこんな人にオススメ

・おそ松くん、おそ松さんが好き

・ギャグアニメが観たい

・笑いこけたい

・胸に突き刺さる映画が観たい

あらすじ

高校時代の同窓会に出席した六つ子たち。

同級生たちはみんな就職し結婚している現実を突きつけられる。

同級生に「今は何をしているの?」との問いに、嘘をついてしまうが、すぐにバレる、、、。

意気消沈で帰宅し、ヤケになり、みんなで酒を飲みます。

みんなで話していると、高校の卒業式前日に起きた、ハタ坊がゾウに追いかけられ、車にぶつかって吹き飛ばされ、飛行機にぶつかり、墜落した事件を思い出します。

この事件を覚えているものと覚えていない者に分かれるが、興味を失い就寝してしまう。

次の日の起床すると、自分たちの部屋が高校時代に戻っていることに気づく。

窓の外には黒猫が自分たちを見つめている。

そして、みんなで語っていたハタ坊の事件もまた目の前で起き、自分たちが高校の卒業式前日にタイムスリップした事を確信する。

しかし、街で行き交う人々の顔はぐちゃぐちゃになっているし、街の光景も崩壊しかかっていて、六つ子たちはパニックに。

そこへ通りかかったデカパン博士に、自分たちが今置かれている状況を説明する。

デカパン博士は「ここは今いる誰かの想い出の世界で、誰かがこの時の事を後悔している」と話す。

崩壊しかけている街並みや、人の顔がぐちゃぐちゃになっているのは、後悔の念を持っている本人の当時の記憶がはっきりしていないから、そうなっていると。

注意点として、

・その後悔を消し去らないと元の世界に戻れない

・この世界に長くいるとミジンコになってしまう

・必要以上に人と接触しない

・この世界の人間じゃないことがバレると世界が崩壊してしまう

以上の事を告げられます。

そして六つ子たちは、後悔しているのは誰なのか探るため、過去の自分たちを追います。

高校で待ち伏せしていた6つ子は、当時の自分たちの姿を目の当たりにします。

チョロ松は真ん丸眼鏡をかけ、優等生ぶっているが、実は頭が悪い。

一松は無理やり明るく振舞い、無理やり友達を作っていた。

十四松は、まさかのヤンキーキャラ。

トド松は、兄たちの後ろを追いかけ、一人では何もできなかった。

おそ松は、何も変わらず。

残りはカラ松だけだったが、カラ松以外の六つ子は、探す事に飽きてしまう。

公園でカラ松はある事を思い出し、告げようとするが、別行動になってしまう。

そこでそれぞれが自分たちのある情報を聞かされる。

それは「18歳の頃の六つ子は仲が悪かった」という事。

高校時代は始めは六つ子である事を珍しがられていたが、陰では六つ子独特のノリについて行けないなど、周囲からいじられるように。

次第に六つ子たちも、それぞれの存在がうっとうしくなり、それぞれを避けるようになってしまっていた。

カラ松も当時の事を思い出し ”高橋さんと言う女性から、松野君宛てに手紙が届いていた” 事をみんなに告げる。

その手紙は ”松野君” 宛てになっていたので六つ子の誰なのかわからず封を開けられなかった。

当時の六つ子は仲が悪かったため、高橋さんを知らないか六つ子を呼び出した時も喧嘩になってしまい、その時に手紙を失くしてしまったと。

つまりこの世界は、カラ松の後悔から出来上がってしまった世界だったのでした。

卒業式当日、カラ松が六つ子を呼び出した時を狙って、手紙を読む作戦に。

六つ子たちは喧嘩を始めたところに、大人になった六つ子たちがマスク姿で乱入する。

大人になった六つ子が手紙を回収しようとするが、取っ組み合いになりマスクが取れてしまう。

大人になった自分たちを目の当たりにし、戸惑う昔の六つ子たち。

すると、世界の崩壊が一気に加速します。

大人の六つ子たちは手紙を読もうとするが、そこには何も書かれていませんでした。

それもそのはず、カラ松本人が手紙を読んでないからその記憶がないのです。

愕然とする六つ子たちの前に再び黒猫が現れ、高橋さんの自宅へ案内します。

激しく崩壊する世界を大人と昔の六つ子は高橋さんの自宅を目指し突き進みます。

そしてなんとか高橋さんの自宅にたどり着き、みんなで高橋さんと記念写真をとります。

ここでカラ松の後悔が晴れて、大人の六つ子たちは元の世界に戻ります。

黒猫も病室で眠っていた自分の体へ戻る。

高橋さんの手紙は、「高校を卒業したら街を離れるので、いつも明るく楽しい六つ子を大切な思い出として生きていく」という事を伝える内容でした。

病室で眠る高橋さんの目からは一筋の涙がこぼれ落ちていました、、、。

ココが見どころ👀

普段のテレビ版との違い

普段やりたい放題やっている「おそ松さん」ですが、映画化ということでどうまとめるのか注目していましたが、正直な感想として確かにやりたい放題やってはいるが、一つの映画としてよくまとまっている、いい意味で期待を裏切った良作であると思いました。

まさか「おそ松さん」で感動してしまうとは!

つまり、普段のテレビ版としての延長作品ではなく、一つの映画としての作品でした。

もちろんテレビ版を観ていなくても、楽しめる作品ですけど、それぞれ六つ子の特徴を理解してから観るとさらに面白みが増すので、ぜひテレビ版を観てから視聴してもらいたいですね。

六つ子たちの過去から観る自分

この作品は六つ子たちの意外過ぎる過去の顔を見ることが出来ます。

おそ松だけいつも通りですが、みんな今と違い過ぎて爆笑しました。

みんな無理しちゃって、、、時折見せる現在の顔、、、。

でも観ているうちに気づいちゃいました。

過去の自分に似ているって、、、。

自分に嘘ついて周りに合わせてちゃって、、、。

この記事を読んでいるあなたはどうでしょうか?

著者もそうですが、みんな自分の過去の消し去りたい部分って持っていませんか?

なんか著者もそうだったなぁっていつも間にか自分に置き換えて観てしまいました。

この作品では「自分から見れば嫌な消し去りたい過去でも、他の人から見れば大切な思い出」というのが描かれています。

あなたももしかしたら自分の知らない所で誰かに勇気を与えているかもしれませんよ。

相手に好意を抱かれるっていうのもそういう事ではないでしょうか?

そして、あなたも過去の自分に会う事が出来たらなんて声掛けますか?

著者は間違いなく「無理はやめな!ありのままの自分でいいんだよ~ん」って言いますね(笑)

最後に

まさかの感動で終わってしまった「えいがのおそ松さん」。

この手の似たような作品で感動したのってクレヨンしんちゃんの映画シリーズ以来で、それらに匹敵する作品でした。

う~ん、過去の自分に会いたい( 一一)

この作品のおすすめ度 4.7 / 5 点

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